「渋谷ではたらく社長の告白」を読み終えました

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藤田 晋
アメーバブックス (2005/06)
売り上げランキング: 9109
おすすめ度の平均: 4.0

4 熱いですね
4 社会に出る前に読みたかった
4 まずは一読を

 久々に面白かったので、ついついブログに感想を書き留めることにします。



 こういった自叙伝的な本というのは会社を大きくしたことの自慢話が書かれていることが多いので読むことを避けてきた本ではあったが、ブックオフで105円で売っていたということと、最近の自分にパワーがないのでなんらかの動機付けになればと思い購入し読むことにした。

 読んでみると意外や意外、ドンドン読み進むことができる。
 決して文章力はあるほうだとは言えないのだけれども、話の展開、文章の勢いで先へ先へと進むことができる。

 こういう自叙伝を読んでいて楽しいのは、その物語の主人公になれること。つまり、サイバーエージェントの社長の「藤田 晋」になりきれることだ。しかも、責任は皆無だ。社長業の苦しみを疑似体験として得ることができるが責任は負わなくてよい。しかも、現在の「藤田 晋」は成功者であるのだから、読了後にはハッピーエンドが待っている。これほど痛快なことはないと思う。それが自叙伝の醍醐味である。

 さて、「藤田 晋」という人物はかなり「熱い人間」であることがこの本を読んでいて理解できる。
 かなり、無茶をする人物である。おそらくこのような人が身近にいれば、きっとこちら側が疲れてしまう。それほどパワーのある人物なのだ。
 こういったパワーのある人物は「自分中心」に物事を考え、周りを巻き込みがちであるが、「藤田 晋」もそういった一面もあると言えるだろう。周りにいる人間はいかに台風の中心にまきこまれないようにするかを考えるものであるが、藤田氏の周りにいた人たちは一緒になって台風を大きくすることに喜びを見いだす人たちであると言える。
 すなわち、サイバーエージェントがここまで大きくなった要因は藤田氏のパワーによるものが大きいが、彼の仲間もパワーを持っていて藤田氏と同じくらい志が高かったことがこの本を読んでいて分かる。

 また、この本を読んでいると日本のインターネット業界の黎明期を理解できる。
 USENの宇野氏、ライブドアの堀江氏、GMOの熊谷氏、楽天の三木谷氏が当時そのような動きをし、インターネットというものをどのように理解していたかを垣間みることができる。
 特に私は、USENの宇野氏のことはあまり知らなかったのでとても勉強になった。宇野氏が優秀な起業家であることがこの本を通じて理解できた。

 こういった自叙伝は好き嫌いが分かれるものだと思う。私も当初藤田氏のイメージはあまりよくないものであった。しかしこの本を読んだ後イメージが変わった。藤田氏はたまたま時代の波に乗った社長ではない。努力の人なのだ。

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