書評:螺鈿迷宮




書評:螺鈿迷宮
 「チーム・バチスタの栄光」を読んで以来、「海堂尊」の本にハマっています。

 今までに読んだ「海堂尊」の本は以下のとおりです。
 このなかで一番面白かったのは「ジェネラル・ルージュの凱旋」です。このブログではまだ書評を書いていませんが、そのうち書くつもりです。

 Amazon等の書評を見ると、この「螺鈿迷宮」の評価はあまりよくありませんでした。なのでそんなに期待はしていなかったのですが、なかなかどうしてやはり面白い。
 実際、今までの「海堂尊作品」の中ではおもしろくないかもしれませんが、それは「チーム・バチスタの栄光」と比較してのことで、普通の小説の中では十分面白いです。

 この「螺鈿迷宮」のテーマは終末期医療。人が死ぬときの医療について描いています。
 この著者は現役のお医者さんだからこそ書けるテーマで、現在の医療の矛盾を突いていますね。

 内容はというと、「チーム・バチスタの栄光」で登場した白鳥が登場します。
 白鳥のロジックモンスターぶりはこの本でも健在ですが、その上をいく人物が登場。ヒール役の碧翠院桜宮病院の厳雄院長は、ロジカルというより数々の修羅場の経験からくる思考。
 白鳥が考えることよりもさらに上の思考で立ち向かってきます。
 後半の物語の盛り上がり方は尋常ではありません。

 「チーム・バチスタの栄光」とは180度違った雰囲気を持つこの作品ですが、小説としてはかなり面白いです。是非読んでみてください。

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螺鈿迷宮
螺鈿迷宮
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海堂 尊
角川書店 (2006/11/30)
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おすすめ度の平均: 3.5
5 罪と罰
4 順番通りに読もう!
2 すでにミステリですらない


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