「iOS 7雑感」iPhoneの話題 vol.662

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iOS 7

 昨日の朝、iOS 7を入れて一日使ってみた。
 違和感ありまくりの一日であったが、なんとなくAppleがこれからどの方向に進もうとしているのかが分かってきた。

 巷ではフラットデザインだと騒いでいるが、フラットデザインを目指してデザインしたのではなく、デザインした結果フラットになったというニュアンスが強いのではないかと思う。
 というのは、私がiOS 7を使ってみて一番最初に感じたのは、線の細さだ。
 フォントも線が細いし、各純正アプリ内で使われているアイコン画像(ホーム画面に置かれているアイコンのことではない)の線も細い。
 ありとあらゆるものが細い。

 これは、解像度が上がったことにより可能になったことだ。
 iOS 7はiPhone 4以降に対応している。つまりRetinaディスプレイ用に作られたOSであるということになる(iPad miniはRetinaディスプレイではないので例外となる)。

 iOSは初代iPhoneがリリースされた時に初めて作られたOSで、その時はまだ解像度も粗かった。
 iOS 6までは初代iPhoneの解像度が前提となるから、細い線をメインに使えなかったのだ。

 だが、今は解像度も上がり、表現できることの幅が広がった。よりリアルな本棚やよりリアルなオープンリールを表現できるはずであるが、Appleはそちらは選ばなかった。
 iOS 7ではあらゆる装飾をそぎ落とし、フォントもできるだけ細くし、空白の部分を多くしてコンテンツの主役となるもの、例えば写真やCDジャケットをより主役となるようにした。
 つまりOSは脇役であることに徹することをしたのがiOS 7ではないだろうか。

 ただ、ホーム画面のアイコンについては、Appleも相当悩んだだろうと思う。
 ホーム画面のアイコンは、ホーム画面においては主役なのだ。
 iOS 6までのグラデーションがかかりテカテカのアイコンは主役としては間違っていないが、OS全体のバランスを考えるとそれではインパクトが強すぎる。
 逆に、設定画面の横にあるようなアイコンでは、インパクトが弱すぎる。
 その中間にあるのが、iOS 7で使われているアイコンなのだと思う。
 したがって、フラットデザインのようにになったのは結果論なのだと私は考える。

 おそらく、デフォルトアプリのアイコンiOSのバージョンが上がるにつれ、少しずつ手直しされていくと思う。
 Appleも今のアイコンがベストだとは思っていないはずだ。

iOS 7がフラットデザインを採用した理由、「既存のメタファーでは表現できない時代に」:ITpro

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