マスターマインドの力

 今日はアナログもの。

 複数の人数でいろいろ話し合っている時に、ふと、いいアイディアが出てくることがあります。
 決して一人では思いつかなかった様な事が、複数で考えていると出てくるものなのです。

 ナポレオン・ヒルは「思考は現実化する」という本の中でこのことを以下のように定義しています。

マスターマインドの定義

「明確な目標を達成するための二人ないしはそれ以上の人たちによる、調和された、知恵(そして知識)と努力の協力関係(もしくはそういう関係にある人を指す)」
 P331

 なぜ、このような現象が起こるかというのは科学的には証明されていないようです。しかし、以下のような考え方もできます。

 あなたの心に共感を示した他人の心は、あなたの思考の振動を取り入れる。つまり周波数が合うのである。
 P330

 この、マスターマインドは以下のように言いかえることもできます。

 「二つの心が一つにまとまるとき、見ることも触ることもできないもう一つの心が生まれる。それが第三の心だ」
 P332

 「二つ以上の頭脳が調和のとれた協力をするとき、一つの頭脳よりもはるかに大きなエネルギーを生み出すことができる」
 P333

 会社という組織もマスターマインドの一種だと言えます。
 お互いに協調し、協力し、会社も自分自身も成長するからです。

 仮に、自分が組織を創ったとして、このマスターマインドを維持するにはどのようにしたらよいのでしょうか。

 ナポレオン・ヒルは以下のように説明しています(引用部分は筆者要約)

  1. 気心の知れた人と協調グループをつくる
    協調グループの主たる目的は、知的にも精神的にも、互いに成長することである
  2. 討論クラブになってはいけない
    このグループの目的は、各メンバーが人生から得た経験に基づいた知識で助け合うことだからである。
  3. 話の内容は部外秘にすること
    討論や協力の内容は、グループ内にとどめておく。
  4. グループは成長する
    手に負えなくなるほど規模にしてはいけない。新メンバーの受け入れは全員一致の原則で決める。
  5. 仮入会の期間を設ける
    新入りメンバーが、他のメンバーと調和がとれるかどうかを見守る必要がある。
  6. 人生の成功の原則への賛同
    メンバー全員が、自分の知識と経験の全てを快く出すようにする。
  7. 議長を参加メンバーの回り持ちにする
    各メンバーは、交互に議長を務めること。
  8. 主たる目的を選ぶ
    グループ全体の目的なり、プロジェクトなりを決める必要がある。

P337-339

 さて、このマスターマインドを維持、発展させていく上で何か注意する点はあるのでしょうか。

 

 マスターマインド・グループとして集まる時は、否定的な考え方はすべて忘れてしまわなければならない。このミーティングは、あなたが積極的考えを見つけ、それを維持していくためのいちばん大きなきっかけとなるべきものである。
 P340

 マスターマインド・グループは、競争をする場ではない。グループのメンバーは誰一人として他のメンバーに敵対意識を持つ理由はないし、他人に対して秘密をつくる動機もない。
 P340

 すなわち、なんら否定的な要素を持ち込むべきではなく、利害意識を持つべきではないし、持つ必要もないということになります。

 最後にナポレオン・ヒルはこう締めくくります。

 覚えておいてほしいのは、「信頼が調和ある人間関係の基礎となる」ということである。
 P340

 マスターマインドはそれ自身が無限の知識であり、無限の富の礎となるものです。
 報酬はお金であることもありますが、本当の報酬はその組織を高い水準に引き上げることにあります。
 ぜひマスターマインドを活用し、自分自身の水準も向上させましょう。

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5 何度も読み返して、人生へのアドバイスとする
3 自己啓発書の古典
3 終焉

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