今日はアナログもの。
昨日のエントリでは「準備の重要性」について書きました。
スピーチに限らず、様々なことにおいて準備は重要です。さて、演説で有名な人たちはどの様な準備をしていたのでしょうか。
以下の引用部分は英国の哲学者、ハバート・スペンサーの言葉です(D. カーネギー著、「話し方入門」より)。
「知識が整理されていない時、その量が多ければ多いほど思考の混乱は大きくなる一方だ」
P53
私たちは、毎日たくさんの情報を頭の中に入れます。
人に伝えたいことがたくさんあればあるほど、それを人に伝えることは困難になります。
人に伝えたい情報の整理をし、ポイントはどこであるかを押さえ、情報を意味のある順番に並べ替えなければなりません。
では、伝えたい内容をどのように並べ替えればいいのでしょうか。
故ラッセル・E・コンウェル博士、有名な「Acres of Diamonds(山のようなダイヤモンド)」の著者ですが、彼が生前私に語ったところでは、数えきれないほどの彼のスピーチは、以下の大筋沿って構成したとのこと。
次のプランも、多くの人に役立ち、励ましとなっています。
- 事実を述べる。
- それを出発点として議論する。
- 行動を呼びかける。
またこれの変形で
- 問題点を挙げる。
- その改善案を示す。
- 行動を呼びかける。
時にはもっと別の角度から
- ここに改革を必要とする状況がある。
- これについて、これこれのことをしなければならない。
- だから協力してほしい。
P61-62
- 興味をそそる。
- 信頼を得る。
- 事実を述べて、聞き手に自分の提案の利点を教える。
- 人を行動させる動機に訴える。
以上のような文章構成のパターンを身につけておくと、情報は人に伝えやすくなります。
また、スピーチの準備をする際にも、上記のパターンに当てはめることによって、情報も整理しやすくなります。
さて、有名な演説家も一般の私たちも、スピーチの準備をする上ではなんら変わりはありません。
スピーチの準備をするという段階では、おおよそ以下のようになるのではないでしょうか。
「話し手は、自分のテーマについて熟知していなければならない。それについてありとあらゆる事実を集め、整理し、検討し、そしゃくするべきである。
(中略)
そして、それらが事実であって、単なる憶測や独断でないことを確認する。
(中略)
事実を収集し整理したなら、そこから必然的に導き出される結論を自分の頭で考え出す。
(中略)
あとは、まとまった考えをできるだけ明確に論理的に書き出しておくこと」
P62-63
では、有名な演説家と私たちでは何が違うのでしょうか。
チョーンシー・M・デビューは、鉄道会社会長や上院議員を務めるなど、きわめて多忙な人物でした。しかしそんな中でも、ほとんど毎晩のようにスピーチの練習をしたのです。「仕事に差しさわるようなことはしなかった。だからスピーチの準備は、夜遅く仕事から帰ったあとに限られた」と、彼は言っています。 P73
そうです。練習です。
スピーチの技術を向上させるには練習しかないのです。
いくら完璧に準備をしても、練習をしなければスピーチの技術は向上しません。
私たちは必要に迫られなければスピーチの練習はしません。しかし、いつ何時スピーチをすることになるかもしれません。
自分のスピーチの技術を向上させるためにも、時間を作って練習することは、人生を豊かにするのではないでしょうか。
■関連エントリ
・話し方入門 まとめ
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・話し方入門 第2章:自信は周到な準備から (手帳2.0)
・話し方入門 第1章:勇気と自信を養う (手帳2.0)
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良本ではあるが...
Not Carnegie's best book
話の種にも
