話し方入門 第4章:記憶力を増進する

 今日はアナログもの。

 今日もD・カーネギー著、「話し方入門」からの考察とメモです。

 スピーチをする際に、メモ等を見てスピーチをしてしまう行為というのは、聴衆の興味を半減させてしまいます。
 であれば、自分のスピーチの内容を暗記しなければならないのですが、暗記をするには記憶力が強くなければなりません。
 では、記憶力を増進させるにはどうしたらよいのでしょうか。

「記憶の自然法則」と言ってもきわめて簡単。たったの三項目です。いわゆる「記憶システム」はその三つを土台としています。一言で言えば、印象づけ、反復、そして連想です。
 P77



 記憶力を増進させるには以下の三つがポイントになります。

  • 印象づけ
  • 反復
  • 連想

 さて、演説家で有名なリンカーンが使った方法とは、どのようなものだったのでしょうか。

 なぜそんなふうに声に出して読むのか、一度尋ねたことがあります。彼の言い分はこうでした。「声に出して読むと、二つの感覚でつかめるだよ。まず読んでいる内容を自分の目で見ていること。第二に、それを自分の耳で聞いていること。だから黙読するよりもよく覚えられるよ。」
 P81



 つまり、視覚と聴覚を同時に使い、印象づけを強くした訳です。

 完全に覚えるまで、座りこんでひたすらくりかえすようなことはしないこと。一、二回くりかえしたら、いったん打ち切り、しばらくしたらまたくりかえすといった、感覚を開けた反復は、一度に休みなくやるよりも時間が半分ですむ。
 P104



 記憶をするのに、ただやみくもに繰り返すだけでは効率が悪くなります。
 連続して反復を繰り返すと情報に新鮮さが欠けてしまうことと、脳が疲れてしまって吸収しにくくなってしまいます。
 ポイントは反復と反復の間を開けることです。

 つまり「記憶力増進の秘訣」とは、覚えたいと思う事柄との間に、いかに多様にして数多い連想の網の目を作るかということになる。だが、連想の網の目を張りめぐらすとは、結局、その事柄についてできるだけ深く考えるということに尽きるのではないだろうか。
 P92



 さて、記憶をする際に重要なことは、記憶しようとする事柄に関連性を持たせることです。
 覚えやすくなるだけではなく、忘れにくくなります。

 以上が、記憶力を増進させる重要なポイントです。
 これらことを上手に用い、スピーチの内容を覚えるだけではなく、普段の生活にも記憶力を役立ててみましょう。

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