今日はアナログもの。
前回に引き続き、今日もD・カーネギー著、「話し方入門」からの考察とメモです。
今日は、第6章、「上手な話し方の秘訣」という項目です。
スピーチをする際に、私たちは「何を話すか」ということについて色々考え込んでしまいます。
しかし、「何を話すか」ということよりも、「どう話すか」ということのほうが重要なようです。
内容のある話には、単なる言葉以上の何かがあります。それは話とともに伝わる味わいとでも言うべきものです。「大切なのは何を話すかではなく、むしろどう話すかということだ」と言います。
P124
つまり、「話す内容」も重要なのですが、それよりも「話し方」を重要視しなさいということですね。
では、その「話し方」はどのようにしたらよいのでしょうか。
十五人程度のビジネスの会議であろうと、千人を超える大集会であろうと、現代の聴衆が話し手に求めるのは、気楽なおしゃべりをする時の話し方、つまり、聴衆の中のひとりを相手に話すのと同じような普通の話し方なのです。
P128
普段私たちが友人とおしゃべりをしているような口調で話せばよいのですね。
くだけすぎてもいけませんが、スピーチをするからといって、かしこまり過ぎてもいけないわけです。
では、他に注意することはあるのでしょうか。
人のまねをしてはいけない。自然な話し方をすれば、あなたはこの世のだれとも違う独特の話し方をすることになる。自分の個性、自分独自の手法をスピーチに盛り込もう。
P147
自分のオリジナリティーを出すということですね。
誰かのスピーチを参考にする程度ならよいかも知れませんが、自分が話すスピーチはあくまでも自分のものです。自分の内面から湧き出てくるオリジナリティーを大事にしなさいというわけです。
さて、それ以外にテクニック的なものはあるのでしょうか。
重要な言葉を強調し、重要でない言葉は軽く言う
P136
自分が重要であると思うことを、聴衆にも理解してもらう必要があります。どこが重要なのか、声の大きさを変え変化させることによって、それを聴衆に伝えるわけです。
自分が選んだ句や語のところで急に声の調子を上げたり下げたりすることで、その句や語を前庭の青々とした月桂樹のようにきわ立たせることができます。
P139
声の調子を変えることもポイントです。低かった声を重要な所で高くしたり、その逆をやってみると伝わりやすくなります。
彼はよく、いくつかの語を非常な速さで話し、自分の強調したい言葉や語句になるとそこで速度をぐっと落として声を強め、それからあとはまるで稲妻のようにつっ走ったものです・・・
P141
次は、話すスピードです。
重要なところ、つまり伝えたい言葉をあえてゆっくり話すという手法です。
リンカーンは強調したいと思う言葉のあとにも間を置きました。彼はその意味が聞き手の心にしみ込んでその使命を果たすあいだ沈黙を保っていることによって、その言葉をいっそう力強いものにしたのです。
P143
次は、「間」を上手に使うこと。
重要な言葉の前に間をおいてみたり、重要な言葉の後に間をおいてみたりすることで、聴衆にインパクトを与えるわけですね。
以上のように、話し方に様々な変化をつけることによって、相手に言葉が伝わりやすくなり、スピーチに説得力が増すことがわかります。
私たちが普段の会話でも使っているテクニックですが、スピーチにおいても有効なのですね。
では、今日のエントリのまとめです。
- 普段おしゃべりしている口調を使う事
- オリジナリティーあふれる話し方をする事
- 重要な言葉を大きな声でいう事
- 声の調子を変える事
- スピードを変える事
- 間を上手に使う事
以上の事を自分のスピーチに取り入れれば、聴衆をスピーチの世界に引き込むことができるわけですね。
■関連エントリ
・話し方入門 まとめ
・話し方入門 第12章:言葉づかいを改善する(手帳2.0)
・話し方入門 第11章:聴衆に興味を起こさせる方法(手帳2.0)
・話し方入門 第10章:わかりやすく話すには(手帳2.0)
・話し方入門 第9章:スピーチの終わり方(手帳2.0)
・話し方入門 第8章:スピーチの始め方(手帳2.0)
・話し方入門 第7章:話し手の態度と人柄 (手帳2.0)
・話し方入門 第5章:スピーチの成功に欠かせないもの(手帳2.0)
・話し方入門 第4章:記憶力を増進する(手帳2.0)
・話し方入門 第3章:有名演説家はどのように準備したか(手帳2.0)
・話し方入門 第2章:自信は周到な準備から (手帳2.0)
・話し方入門 第1章:勇気と自信を養う (手帳2.0)
創元社 (2000/09)
売り上げランキング: 4081

良本ではあるが...
Not Carnegie's best book
話の種にも
