今日はアナログもの。
今日も前回に引き続き、今日もD・カーネギー著、「話し方入門」からの考察とメモです。 今日は、第8章、「スピーチの始め方」という項目です。
■スピーチは出だしが重要である
スピーチでは出だしが重要です。
「話し方入門」では、出だしの重要性について以下のように述べています。
私はかつてノースウェスタン大学の元学長リン・ハロルド・ホフ博士に、講演者としての長い経験から学んだ最も重要な事柄は何かと尋ねました。しばらく考え込んだあとで、彼はこう答えました。「すぐさま聴衆の心をつかむ、印象的な最初の一言です」と。
P177
いざ、スピーチを始める際に、どのようにしたら聴衆の心をつかむことができるのでしょうか。
もし序論を述べるのなら、宣伝広告文のように短くなくてはいけません。
P179
つまり、「短い言葉」で聴衆の心をつかまえることが肝心というわけですね。
■「ユーモラスな話」でスピーチを始めるのは要注意
では、スピーチの出だしで注意すべき事はなんでしょうか。
なげかわしいことですが、なぜか初心者はおもしろおかしく話ができなくてはいけないと思っているようです。
(中略)
スピーチをするにはいろいろな能力が求められますが、聴衆を笑わせる能力ほど、身につけるのが困難で、しかもめったに身につかないものがほかにあるでしょうか?ユーモアというのは一触即発の妙が命です。それは個性、つまり語り手の人柄の問題なのです。
P182
ユーモアというのはスピーチに彩りを添えてくれるものですが、初心者は笑いを取る事はやめておいたほうが良さそうです。
その人からにじみ出るユーモアでなければならないということなのですね。
■好奇心をかきたてる
では、他に何か方法はあるのでしょうか。
好奇心!この好奇心というものに動かされない人がいるでしょうか。
(中略)
ですから、最初の一言で聴衆の好奇心をかきたてましょう。そうすれば興味をもって聞いてもらえること請け合いです。
P189
聴衆の好奇心を揺さぶるような「出だし」がいいのですね。
好奇心によって聴衆はスピーチがこの後どんな話に展開されるのか興味を持つわけです。
■具体的な例を引いて話し始める
普通の聴衆にとって、抽象的な話に長い間つき合わされるのは骨が折れますし、辛いものです。その点、具体的な話だったら、ずっと聞きやすく、理解しやすくなります。そうであれば、そういう具体的な話から始めたらどうでしょう?
(中略)
まず、具体的な話で聞き手の興味を起こさせましょう。それから一般的な話に入るのです。
P194
抽象的な言葉を使いすぎると、聴衆は疲れてしまうわけですね。
具体的な話であれば、聴衆はイメージしやすく、スピーチの内容が理解しやすくなるわけです。
■何か品物を見せる
聞き手の注意を引きつける一番簡単な方法は、おそらく、何かを高く掲げてそれを見てもらうことでしょう。
P195
これは面白い手法ですね。
物に注目させることによって、スピーチの内容にも興味を持ってもらうわけです。
■何か質問をする
エリス氏の話の始め方でもう一つすぐれている点は、まず質問をしていることです。聴衆に話し手と一緒に考えてもらい、協力してもらっています。
(中略)
この”質問”という鍵を使うことは、聴衆の心を開いて入っていくには最も簡単で確実な方法です。
P195-196
聴衆に質問を投げかけることは、スピーチの内容を深く考えてもらうきっかけになりますから、スピーチの内容の理解度も高まるわけですね。
■だれか著名人が発した質問を話の出発点にしては?
著名人の言葉にはつねに人を引きつける力があります。ですから、一番うまいやり方はスピーチの出だしにそういう言葉をうまく引用することです。
P196
有名な人の言葉には、深い意味が込められています。それを利用して、興味をもってもらうのですね。
■ショッキングな事実は注意を引きつける力を持っている
ある有力な定期刊行物の創始者S・S・マクルーアは言いました。「すぐれた雑誌記事はショックの連続だ」。
それは私たちを白昼夢から揺り起こします。私たちの心をとらえ、問題に注目させずにはおきません。
P200
ショッキングな内容のスピーチを聞いた時、「はっ」としていまいます。それでますますスピーチに引き込まれてしまうのですね。
今日はスピーチをする際の「出だし」について気をつけること、工夫をすることを見ていきました。
これは、スピーチだけではなく、文章を書く時などにも応用できそうです。
■関連エントリ
・話し方入門 まとめ
・話し方入門 第12章:言葉づかいを改善する(手帳2.0)
・話し方入門 第11章:聴衆に興味を起こさせる方法(手帳2.0)
・話し方入門 第10章:わかりやすく話すには(手帳2.0)
・話し方入門 第9章:スピーチの終わり方(手帳2.0)
・話し方入門 第7章:話し手の態度と人柄(手帳2.0)
・話し方入門 第6章:上手な話し方の秘訣(手帳2.0)
・話し方入門 第5章:スピーチの成功に欠かせないもの(手帳2.0)
・話し方入門 第4章:記憶力を増進する(手帳2.0)
・話し方入門 第3章:有名演説家はどのように準備したか(手帳2.0)
・話し方入門 第2章:自信は周到な準備から (手帳2.0)
・話し方入門 第1章:勇気と自信を養う (手帳2.0)
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良本ではあるが...
Not Carnegie's best book
話の種にも
