【人を動かす三原則】 原則1:盗人にも五分の理を認める

 今日はアナログもの。

 今日から数週間にかけて、D. カーネギー著の「人を動かす」という本について、私が読んでいて為になったこと、共感したこと、メモしておきたいこと等をこのブログに書いていこうと思います。

 この本は、昨日までエントリを書いていた「話し方入門」という本の著者が書いたものであり、1936年に原書初版に発行されて以来、長年に渡って世界中の人に読まれている本です。

 この「人を動かす」では、以下のような構成になっており、各Partに人を動かす為の原則が細かく書かれています。

  • Part1:人を動かす三原則
  • Part2:人に好かれる六原則
  • Part3:人を説得する十二原則
  • Part4:人を変える九原則

 今日は、Part1の「人を動かす三原則」の「原則1:盗人にも五分の理を認める」というセクションです。

■凶悪無類の者でも理解されたい

 私たちは、仕事をする上でも普段の生活をする上でも、人とのコミュニケーション無しでは生きていけません。
 人間は自分ひとりの力でできることは限られ、どうしても他人の協力が必要になります。
 世界の大実業家達もこの例に漏れず、他人をうまく使う事によって、財を成してきました。

 さて、人を動かすコツがあるのであれば、それはどのようなことなのでしょうか。D. カーネギーはこの本の中で以下のように結論づけています。

 人を非難するかわりに、相手を理解するように努めようではないか。
 P32



 まずは、相手を理解することを説いています。
 人間は相手に理解してもらいたい生き物であると、D. カーネギーは言っています。
 それは、普通の人だけではなく、極悪非道な人間でも同じだということなのです。

 凶悪無類のクローレーでさえ、自分が悪いとは全然思っていなかったということだ。
 P13



 人間はたとえ自分がどんなにまちがっていても決して自分が悪いとは思いたがらないものだ。
 P14


 これは、私たち人間の本質をズバリと言い尽くしています。

■他人を批判して得られるもの

 人を非難するのは、ちょうど天に向かってつばをするようなもので、必ずわが身にかえってくる。
 P19



 人を非難して得になるとするならば、自己の自尊心の満足くらいなものでしょう。それに比べ、人を非難することで得られるものは以下のようなことです。

  • 逆恨み
  • 怒り
  • 不信感
  • 不忠実
  • 不誠実

 それであれば、人を非難することはやめ、相手のことを理解することに全力を尽くしたほうが得策であるということです。

■批判も非難もしない。苦情もいわない。

 他人の欠点を直してやろうという気持ちは、たしかに立派であり賞賛に価する。だが、どうしてまず自分の欠点を改めようとしないのだろう?他人を矯正するよりも、自分を直すほうがよほど得であり、危険も少ない。
 P25



 優先順位を考えれば、他人の矯正よりも自分の矯正のほうが優先順は高いはずです。
 それであれば、相手を批判することはやめ、相手を理解し、相手の長所を伸ばす努力をしたほうが得策であるということです。

 それでは今日のまとめです。

  • 人間は理解されたい動物である
  • 他人を批判することで得られるのはマイナスのものばかりである
  • 他人を矯正するよりも、自分を直すほうが優先順位は高い

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