【人に好かれる六原則】 原則6:心からほめる

 今日はアナログもの。

 前回に引き続き、今日もD・カーネギー著、「人を動かす」からの考察とメモです。
 今日は、「人に好かれる六原則」の「原則6:心からほめる」という項目です。

■重要感を与える。誠意を込めて

 人からの賞賛はうれしいものです、特に目上の人からなにかほめられると、自分が認められた気持ちになり、やる気もでてきます。
 D・カーネギー著は、これらの事を以下のように説明しています。

 人間は、だれでも周囲のものに認めてもらいたいと願っている。自分の真価を認めてほしいのだ。小さいながらも、自分の世界では自分が重要な存在だと感じたいのだ。
 P140



 誰もが重要な存在だと認められたいのであれば、これをコミュニケーションに使ったらどうなるのでしょうか。
 以下のエピソードは、心からの賞賛をしたことがきっかけで、人生を大きく変えたホール・ケインという人のエピソードです。

 ホール・ケインは、十四行詩や民謡が好きで、英国の詩人ダンテ・ゲーブリエル・ロゼッティに傾倒していた。その結果、彼はロゼッティの芸術的功績をたたえた論文を書き、その写しをロゼッティに送った。ロゼッティは喜んだ。
「わたしの能力をこれほど高く買う青年は、きっとすばらしい人物にちがいない」。
 ロゼッティは、おそらくそう思ったのだろうーーこの鍛冶屋のむすこをロンドンに呼び寄せて、自分の秘書にした。これがホール・ケインの生涯の転機となった。この新しい職につくと当時の有名な文学者たちと親しくまじわることができ、その助言や激励を得て、ホール・ケインは新しい人生へ船出し、のちには文名を世界に馳せることになったのである。
 P142

■賞賛の報酬

 すなわち、本人が意図していてもいなくても、人に心からの賞賛を与える事により、自分も何らかの報酬を得るということになります。
 しかし、報酬とは金銭や名誉だけではありません。以下を読んでいただければ理解できるのではないでしょうか。

 他人を喜ばせたり、ほめられたりしたからには、何か報酬をもらわねば気がすまぬというようなけちな考えを持った連中は、当然、失敗するだろう。
 いや、実は、わたしもやはり報酬を望んでいたのだ。わたしの望んでいたのは、金では買えないものだ。そして、たしかにそれを手に入れた。彼のためにつくしてやり、しかも彼には何の負担もかけなかったというすがすがしい気持ちが、それだ。こういう気持ちは、いつまでも楽しい思い出となって残るものなのである。
 P139



 人を賞賛することにより、自分も心の満足を得ることができるということなのですね。

 では、今日のまとめです。

  • 人間は誰でも周囲のものに認められたいものである
  • 賞賛の報酬は金銭や名誉だけではない。

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