【人を説得する十二原則】 原則2:誤りを指摘しない

 今日はアナログもの。

 前回に引き続き、今日もD・カーネギー著、「人を動かす」からの考察とメモです。
 今日は、「人を説得する十二原則」の「原則2:誤りを指摘しない」という項目です

■相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない。

 私たちは他人と会話をしているなかで、相手の言っている事が事実と反することに気づくことがあります。
 私たちは、それを訂正したいと感じ、誤りを指摘してしまいがちですが、D・カーネギーは誤りを指摘しないことがコミュニケーションを円滑にするコツであると述べています。

 つまり、相手がだれであろうと、口論をしてはいけない。相手のまちがいを指摘して怒らすようなことはせず、いささか外交的手法を用いよということだ。
 P182



 むやみやたらに相手の間違いを正すことは、相手の自尊心を傷つけ、指摘した者を敬遠する要因になりうるということなのです。

 この経験から、わたしは、相手のまちがいを頭からきめつけるやり方は、効果がないどころか、結局は、相手の自尊心を傷つけ、みんなからも敬遠されて、話し合いもできなくなるのがオチだと悟った。
 P178



 事実、相手と口論すると、相手はますますムキになり、反論の反論をしてくるでしょう。
 そうなっては、誤りを指摘する事自体が無益なことになってしまいます。

■相手の立場を尊重する

 それでは、どうすれば穏やかに相手に誤りを気づいてもらえ、訂正してもらえるのでしょうか。

 そして、「なるほどそういう場合もあるだろうが、しかし、この場合は、少し事情がちがうように思われるのだが・・・」という具合に切り出すことにした。
 P176



 この「おそらくわたしのまちがいでしょう。わたしはよくまちがいます。ひとつ事実をよく考えてみましょう」という文句には、不思議なほどの効きめがある。これに反対する人間は、そこの世界にも、まずいないはずだ。
 P169


 以上のように、相手の立場を尊重し、気づいてもらう環境を整えることから始めるとよいようです。

 相手のなすがままにまかせて、協調的な親しい態度でたずねているうちに、相手の気持ちもなごみ、今までの険悪な空気もうすれてきた。わたしが時おり発する注意深い質問が、相手の反省のきっかけを与えた。あるいは自分が不合格品としてはねている材木は、注文どおりの等級のもので、むしろ自分が等級以上の基準を適用しているのかも知れないと、彼は思いはじめたらしい。わたしとしては、そこをいいたかったのだが、そんな気配はおくびにも出さなかった。
 P180



 誤りを指摘するのではなく、注意深い質問により、相手の誤りを自ら気づいてもらうことが円滑なコミュニケーションを持続させるコツだということがわかります。

 それでは、今日のまとめです。

  • 相手の誤りを指摘しない
  • 誤りを気づいてもらえるように質問をする

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