【人を説得する十二原則】 原則6:しゃべらせる

 今日はアナログもの。

 前回に引き続き、今日もD・カーネギー著、「人を動かす」からの考察とメモです。
 今日は、「人を説得する十二原則」の「原則5:”イエス”と答えられる問題を選ぶ」という項目です

■相手にしゃべらせる

 相手と会話する場合において、私たちは自分のことを相手に話し、相手のことをあまり聞いていないことがあります。
 これは、相手とコミュニケーションを取る上ではあまりしてはいけないことだとD・カーネギーはこの章の中で言っています。

相手のいうことに異議をはさみたくなっても、我慢しなくてはいけない。相手がいいたいことをまだ持っているかぎり、こちらが何をいってもむだだ。大きな気持ちで辛抱強く、しかも、誠意を持って聞いてやる。そして、心おきなくしゃべらせてやるのだ。
 P213



 自分がしゃべりたくなってもそれを我慢し、相手にしゃべらせることがコミュニケーションを取る上で重要なのですね。
 しかし、それはなぜでしょうか。

 友達同士の間柄でも、相手の自慢話を聞くよりも、自分の手柄話を聞かせたいものなのだ。
 P218



「敵をつくりたければ、友に勝つがいい。味方をつくりたければ、友に勝たせるがいい」。
 その理由--人間はだれでも、友よりすぐれている場合には重要感を持ち、その逆の場合には、劣等感を持って羨望や嫉妬を起こすからである。
 P218


 すなわち、相手が気持ちよくしゃべることで、しゃべる相手(すなわち自分)に対して安心感や親近感が増すということになるのですね。

■相手を説得する場合には

 では、相手にいろいろと説得したい場合はどうでしょうか。その場合でも「相手にしゃべらせること」は有効だといいます。

 相手を説得しようとして、自分ばかりしゃべる人がいる。相手に十分しゃべらせるのだ。相手のことは相手がいちばんよく知っている。だから、その当人にしゃべらせることだ。
 P213



 相手を説得するときは、まず相手にしゃべらせることが重要なのですね。
 こちらから、質問等を投げかけ、相手の頭を整理させ、こちらが説得したいことに気づいてもらうわけです。

 今ではおしゃべりする時間になると、同僚たちに「何かおもしろい話を聞かせて」と、聞き手にまわることにしています。自分のことは、求められないかぎり、話をしないことにしています。
 P219



 本来、人間は自分のことをしゃべるのが大好きなのです。相手がしゃべることにより安心感や親近感を持ってくれるのであれば相手にしゃべらせることは、コミュニケーションをとる上で重要な方法だと言えるでしょう。

 では、今日のまとめです。

  • 本来人間とは自分のことをしゃべるのが大好きである
  • 説得する場合にも相手にしゃべらせることは有効である

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