今日はアナログもの。
前回に引き続き、今日もD・カーネギー著、「人を動かす」からの考察とメモです。 今日は、「人を変える九原則」の「原則4:命令をしない」という項目です
■命令をせず、意見を求める
私たちは部下等の目下の人に何かをやってもらいたい時に、「命令」をしてしまいがちです。
会社は縦社会であり、上司が部下に命令をするのは当たり前であると思ってしまいますが、押しつけの命令は部下の自尊心を損なうばかりではなく、部下の主体性をも失わせることであると、D・カーネギーはこの章で述べています。
彼はいつも自主的に仕事をやらせる機会を与えたのだ。決して命令はせず、自主的にやらせる。そして、失敗によって学ばせた。
こういうやり方をすると、相手は自分のあやまちが直しやすくなる。また、相手の自尊心を傷つけず、重要感を与えてやることにもなり、反感のかわりに協力の気持を起こさせる。
P287
目上の人は下の人より経験が多く、仕事もできることが多いでしょう。しかし、「人を育てる」という観点で言えば、命令をせず意見を求める形にすることで、下の人を育てることになり、長い目でみるとそのほうが効果的であるということになります。
彼女は、オウエン・ヤングの伝記を書いているとき、ヤングと三年間同じ事務所につとめていたという男に会って、ヤングのことをいろいろ聞いたという。それによると、ヤングはだれに向っても決して命令的なことはいわなかったそうだ。命令ではなく、暗示を与えるのだ。「あれをせよ」「そうしてはいけない」などとは決していわなかった。「こう考えたらどうだろう」「これでうまく行くだろうか」などといった具合に相手の意見を求めた。
P286
上記のエピソードでは、「暗示」を与えることこそが、部下を育てるキーワードであることを示しています。
こちらが「やってもらいたいこと」に相手が気がつくように暗示を与えるわけです。
そうすることにより、相手は主体性を持って行動するばかりではなく、重要感を得ることができるわけです。
命令を質問のかたちに変えると、気持よく受け入れられるばかりか、相手に創造性を発揮させることもある。命令が出される過程に何らかの形で参画すれば、だれでもその命令を守る気になる。
P288
頭ごなしの命令は反感を持たれやすいものですが、自主的に気づいたものには反感を持つどころか、行動に対して積極的な意識が働きます。
したがって、こちらが命令するよりも行動を完了する可能性は飛躍的に高くなるわけです。
では、今日のまとめです。
- 命令をせず、暗示を与え意見を求める
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